今は昔のものがたり

こちらのブログは、NPO法人「さわやか三田」の利用者様から昔のお話をお聞きし、文章化したものです。戦争の話や人生の話、若い頃に見聞きしたことや日常の生活・・・いろいろな話が集まってきました。

最新記事

39. 2人分の愛情

 大正11年生まれ。京都府の綾部に住んでいました。 私は20歳で婚約をしました。でも婚約者に会ったのはたった1…

38. 空襲の記憶

 戦争なんかしたらダメ!日本の国も当時はえらい人たちが負け戦(いくさ)にあわてふためいていたのでしょう。けど、…

37.お国のために

西陣織の織屋  大正13年の生まれです。家は京都の西陣です。織物の町ですね。 うちも西陣織の織屋でした。織り物…

36. 縁故疎開の淡路島

  昭和10年、尼崎生まれ。尼崎は空襲もあったけど、住宅街だったせいか、そんなに危ない目には遭わなかった。ただ…

35. お嫁さんは着物で

 昭和26年に二十歳で結婚しました。職場結婚でした。私は裁判所でタイピストをしていて、そこで主人と知り合ったん…

34. 本は親友

 昭和12年、大阪生まれ。親は都島の商店街で金物屋をしてた。  私は幼稚園の頃にはもう字がぜんぶ読めた。という…

33. 雪国の通学路

 生まれたんは、滋賀県の山の中。昔のことやから、何もないとこやった。店なんか一つもない。だから食べるものはぜー…

32. 汽車にしがみついて

若い頃、疎開で鳥取に住んでいました。女学校も鳥取でした。学校には汽車で通っていました。電車と違いますよ、汽車な…

31. 心のなかに海をもて

 わたしはこの山の中で生まれ育った。生まれも育ちもずっと山。山と田んぼと家のまわりと、三田の町しか知らない。昔…

30. それでも青春!

 生まれも育ちもずーっと大阪。江戸堀、大阪のどまんなかやね。戦時中、母親と妹たちは薄い縁を頼って三重のほうに疎…

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